競走馬の里、茨城県美浦村で、馬と人の暮らしをリ・デザインする拠点。
ここで暮らす引退競走馬は農耕馬としてのトレーニングも施され、南に広がる畑を耕し、そこで取れたぶどうでワインがつくられる。
馬のオーナーや引退した厩務員による日常の世話を中心に、現役の競馬関係者による地域移行クラブや放課後等デイサービスの活動としても馬と人が触れ合い、ケアをし合う場になっている。
馬と共に暮らしたかつての曲がり家のスケール感や仕様を再構築し、同じ架構形式の2棟の厩舎と1棟のクラブハウスの連なる景観とした。
多様な人と馬の共存の仕方を可能にした空間に、地域の子ども・障がい者・高齢者・企業等が集い、同時に過ごすことで思いがけない交流や活動を生んでいる。
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